<Header>
<Author: 祖詠>
<Title: 蘇氏別業>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 蘇氏別業 >
<BookPage: 242>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1>
<End Header>
<Poem>
別業居幽處，
到來生隱心。
南山當戶牖，
灃水映園林。
屋覆經冬雪，
庭昏未夕陰。
寥寥人境外，
閑坐聽春禽。
<End Poem>
<Translation>
この別莊は奥まった靜かな場所にある。ここへやってくると、こんなところに隱退してくらしたらどんなにいいだろうといら氣になる。戸ロや窓は終南山が真正面に見えるし、灃水という川が園林をうつして流れている。冬こしに固まった雪が竹薮におおわれてのこっている。庭は樹木のために薄暗くなって、まだ夕方でもないのに陰影をただよわせている。がらんとした、さびしい、人里はなれた場所だ。まだ寒いけれども、さすがに季節はあらそわれない。なんとなく春めいてきている。わたしはのんびり坐って、春の鳥が鳴くのに耳をかたむけた。
<End Translation>
<Formatted Translation>
この別莊は奥まった靜かな場所にある。
ここへやってくると、こんなところに隱退してくらしたらどんなにいいだろうといら氣になる。
戸ロや窓は終南山が真正面に見えるし、
灃水という川が園林をうつして流れている。
冬こしに固まった雪が竹薮におおわれてのこっている。
庭は樹木のために薄暗くなって、まだ夕方でもないのに陰影をただよわせている。
がらんとした、さびしい、人里はなれた場所だ。まだ寒いけれども、さすがに季節はあらそわれない。
なんとなく春めいてきている。わたしはのんびり坐って、春の鳥が鳴くのに耳をかたむけた。
<End Formatted Translation>